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「小さい試練ほど、
魂の奥に効くのよ」
ミラはそう言った。
森の入口にいたのは、
膝ほどの黒犬だった。
トーマは剣を抜いた。
黒犬が尻尾を振る。
剣より先に、
靴紐が噛み切られた。
三十秒後、
再出発窓口で
四枚目の死亡届を書いていた。
受付官セリが、
筆先を止める。
「死因は」
「犬です」
「魔物名でお願いします」
「犬にしか見えません」
ミラが横からのぞき込む。
「試練犬、でどうかしら」
「勝手に格上げするな」
セリは分類表をめくった。
「小型獣ですね」
再出発札に判が押される。
表には挑戦許可。
端には小さく、
通算死亡四回。
裏には細い字。
小型獣による死亡。
補償外。
挑戦実績、一件。
魂の奥に効くのよ」
ミラはそう言った。
森の入口にいたのは、
膝ほどの黒犬だった。
トーマは剣を抜いた。
黒犬が尻尾を振る。
剣より先に、
靴紐が噛み切られた。
三十秒後、
再出発窓口で
四枚目の死亡届を書いていた。
受付官セリが、
筆先を止める。
「死因は」
「犬です」
「魔物名でお願いします」
「犬にしか見えません」
ミラが横からのぞき込む。
「試練犬、でどうかしら」
「勝手に格上げするな」
セリは分類表をめくった。
「小型獣ですね」
再出発札に判が押される。
表には挑戦許可。
端には小さく、
通算死亡四回。
裏には細い字。
小型獣による死亡。
補償外。
挑戦実績、一件。
ファンタジー
公開:26/06/22 12:00
更新:26/06/22 06:14
更新:26/06/22 06:14
#お告げ女神と再出発窓口
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