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ゆううつな雨の日

ようやくたどり着いた玄関で靴を脱いだとき、つま先に感じるわずかな湿り気

「不快」というありふれた言葉で片付けてしまうのは、あまりに味気ない

このじっとりとした感覚を、自分の言葉であらわしてみたくなる

冷たさの戯れ

雨つぶの余白

ぐじゅぐじゅのまにまに







ふ…

やれやれ

まったく、似合わないことをした

キッチンへ向かい、マグカップを手にする

あたたかな紅茶を入れ、けれど、口にはしない

忘れ去られ、冷めてしまったくらいが、いまの私にはお似合いだろう

少し間の抜けた温度とくすんだ渋み

やっぱり、それくらいがいいようだ












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その他
公開:26/06/17 03:52

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