バス待ち人

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「あー行っちゃったー」
目の前でバスが入ってしまった。次のバスが来るのは一時間後、失敗した。あと少しキリのいいところまでなどと、余計な仕事などせずにさっさと定時で帰ればよかった。
食事をしようにもさしたる店などもない田舎道。駅まで歩けば一時間待つよりは、一応早く帰ることができる。
でも仕事後のそれは何の苦行か。ダイエットとか入って毎日一時間も歩く人は毎日の通勤を歩いたらいいと思う。

なんかムカムカしてきた。明日やろうは馬鹿やろうなんて価値観を押し付けて来た先輩方にお礼しに行きたい気分だ。

そうこうしている間にあと30分。頑張れ俺。
すると会社の方から歩いてくる一人の女性、あ!アレは!
「あ!お疲れ様です!先輩も今帰りですか?」
うちの会社のマドンナ!
「良かった、こんな時間に1人で不安だったんです」
「え!あうん、そ、そうだね!暗いもんね!」

初めてこの無駄な時間をラッキーと思えた。
恋愛
公開:26/06/16 20:04

高須啓二

わかりやすい言葉で
分かりやすい文章を書きたいと思っています

ショートに納めきれなかったものはこちらに投稿してます

https://kakuyomu.jp/users/takasukeiji
 

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