したきりのしきたり

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あるとき彼は何気なしに聞いた。
「約束とかしたときさ、嘘ついたら針千本飲ますってあるじゃん?」
彼は何気ない日常会話のつもりで、特に他意はなかった。
「え?何それ知らない」
彼女から思いもよらない返事が来たので彼はとても驚いた。
「え?知らない?指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ーます!指切った!ってやつ」
「何それ怖ーい、針千本のます前に指切ってるじゃん」
「いや本当に切ってるわけじゃないよ」
と彼は笑い、聞いてみた。
「ねえ?じゃあ約束とかしたときなんて言ってたの?」
「特に何も、うちの村は約束破る人は生き残れなかったから」
「え?」
「うちの村はね、嘘つきは舌を切られるんだよ。だから生き残れないの」
「え?」
「ところで、私あなたに聞きたいことがあるのだけれど。」
「え?」
「私だけしか愛してないって言ってたけど。このメッセージのやり取りは何かな?」
ホラー
公開:26/06/09 19:06
更新:26/06/13 21:37

高須啓二

わかりやすい言葉で
分かりやすい文章を書きたいと思っています

ショートに納めきれなかったものはこちらに投稿してます

https://kakuyomu.jp/users/takasukeiji
 

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