はなから

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とある病が流行った時、世間ではマスクをするのが当たり前になった。顔は隠れていて当たり前。宗教的な理由がなくても、お互いの顔を知らない。そんな学生生活が当たり前だった。顔はわからない、ある意味で平等にチャンスが与えられる社会とも言えなくもない。
少なくとも美男美女による有利性はなかった。

そんなときだ、春風で桜舞う季節に、一目惚れだったその顔を見たとき電流が流れるようなトキメキを感じた。マスクをしているから顔の半分もわからないが、それでも顔に惚れたのだ。しかし、その想いを伝えられず卒業を迎えようとしている。
これではダメだ、私は一世一代の勇気を振り絞り告白した。

「一目惚れでした!付き合ってください!」
キョトンとされた、当然だ素顔なんて見たことないのだから。すると彼はマスクを外して言った。
「こんな顔なのに良いの?」
想像していた通りの鼻筋。
同じ人に二度目の一目惚れした瞬間だった。
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公開:26/06/12 21:26

高須啓二

わかりやすい言葉で
分かりやすい文章を書きたいと思っています

ショートに納めきれなかったものはこちらに投稿してます

https://kakuyomu.jp/users/takasukeiji
 

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