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少し平ぺったいような石が足元を転がっていく。
どうやら歩いている最中に蹴ってしまっていたらしい。
胸の中にさっきの「石」が入っていた。
時折視覚からすり抜けていくはずだった物質が、胸のゴミ箱に際限なく入っていくことがある。
単体では何故か取り出せないが、組み合わせて作品にして「昇華」させることができる。
この間入った「大量の安全ピン」が「石」とぶつかる音がする。
思いの外うるさいので作品にして「昇華」させようと思う。
石を下に置いた。多少グラグラするがここでは問題ない。
次に安全ピンを一つずつ、規則的に針を上にして、石の上に並べていく。
最後に、鮮やかな「桜の枝」を、剣山に見立てたガラクタに挿す。
とても人様には見せられない様の「生花」。
僕の作品が「昇華」によって徐々に透明になって消えて行く。
その様は、透明とはかけ離れた黄昏にも似た心の重石となって消えて行った。
どうやら歩いている最中に蹴ってしまっていたらしい。
胸の中にさっきの「石」が入っていた。
時折視覚からすり抜けていくはずだった物質が、胸のゴミ箱に際限なく入っていくことがある。
単体では何故か取り出せないが、組み合わせて作品にして「昇華」させることができる。
この間入った「大量の安全ピン」が「石」とぶつかる音がする。
思いの外うるさいので作品にして「昇華」させようと思う。
石を下に置いた。多少グラグラするがここでは問題ない。
次に安全ピンを一つずつ、規則的に針を上にして、石の上に並べていく。
最後に、鮮やかな「桜の枝」を、剣山に見立てたガラクタに挿す。
とても人様には見せられない様の「生花」。
僕の作品が「昇華」によって徐々に透明になって消えて行く。
その様は、透明とはかけ離れた黄昏にも似た心の重石となって消えて行った。
その他
公開:26/06/12 05:25
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宮内 翠