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雨は嫌いじゃない。なぜなら、雨の時だけ開くレストランが近所にあるから。
商店街の裏路地に入り、車も通れない細い道を歩いてゆく。赤紫色と紫色の紫陽花が両側に現れるから、そこを一ミリもぶつからずに通り過ぎることができれば、『猫マダム』にたどり着ける。
猫マダムはお店の名前。赤い瓦屋根に、天然木の壁がかわいい、小さなお店だ。
店主はもちろん猫である。正真正銘、猫のマダムである。
仕事は定時で上がり、おなかをペコペコにしながら、訪ねていった。
扉を開けて、「こんにちは」と声をかける。相変わらずの繁盛ぶりで、壁際のカウンター席が一つだけ空いていた。
『いらっしゃい。今日はなににする?』
「オムライスにします」
『ありがとニャー』
周りを見たら、みんなオムライスを食べていた。なぜってメニューはそれしかないから。
しあわせな気持ちになりながら、明日も雨だといいなとひそかに願った。
商店街の裏路地に入り、車も通れない細い道を歩いてゆく。赤紫色と紫色の紫陽花が両側に現れるから、そこを一ミリもぶつからずに通り過ぎることができれば、『猫マダム』にたどり着ける。
猫マダムはお店の名前。赤い瓦屋根に、天然木の壁がかわいい、小さなお店だ。
店主はもちろん猫である。正真正銘、猫のマダムである。
仕事は定時で上がり、おなかをペコペコにしながら、訪ねていった。
扉を開けて、「こんにちは」と声をかける。相変わらずの繁盛ぶりで、壁際のカウンター席が一つだけ空いていた。
『いらっしゃい。今日はなににする?』
「オムライスにします」
『ありがとニャー』
周りを見たら、みんなオムライスを食べていた。なぜってメニューはそれしかないから。
しあわせな気持ちになりながら、明日も雨だといいなとひそかに願った。
ファンタジー
公開:26/06/11 19:51
更新:26/06/11 19:55
更新:26/06/11 19:55
☆やコメントありがとうございます✨
作品のイラストはibisPaintやAIで作成しています。
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いちいおと