星葬保留
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星葬礼拝堂の窓には、
黒い宇宙が広がっていた。
中央には、
祈りを書くための
小さな机が置かれている。
白い星灯花。
光像。
薄い記録紙の束。
入口の札には、
まずこちらをご記入ください、
とあった。
航行確認欄。
巡礼艇。
管制塔。
案内士。
重力潮流。
同乗していた者。
欄外には小さく、
未記入の場合、受付保留、
と印刷されていた。
若い候補生たちは、
銀のペンを持ったまま黙っていた。
壇上で、
鐘が鳴った。
そのあいだにも、
投影板には、
記録紙が増えていく。
一枚。
二枚。
三枚。
やがて、
光像の端が隠れた。
白い星灯花も、
半分だけ見えなくなった。
夕方、
一人の候補生が机に戻った。
「名前だけ、書いてもいいですか」
係員は、
記録紙の束をめくった。
「その欄は、まだ開きません」
窓の向こうの小さな星は、
記入例の枠の中に
収まっていた。
黒い宇宙が広がっていた。
中央には、
祈りを書くための
小さな机が置かれている。
白い星灯花。
光像。
薄い記録紙の束。
入口の札には、
まずこちらをご記入ください、
とあった。
航行確認欄。
巡礼艇。
管制塔。
案内士。
重力潮流。
同乗していた者。
欄外には小さく、
未記入の場合、受付保留、
と印刷されていた。
若い候補生たちは、
銀のペンを持ったまま黙っていた。
壇上で、
鐘が鳴った。
そのあいだにも、
投影板には、
記録紙が増えていく。
一枚。
二枚。
三枚。
やがて、
光像の端が隠れた。
白い星灯花も、
半分だけ見えなくなった。
夕方、
一人の候補生が机に戻った。
「名前だけ、書いてもいいですか」
係員は、
記録紙の束をめくった。
「その欄は、まだ開きません」
窓の向こうの小さな星は、
記入例の枠の中に
収まっていた。
SF
公開:26/06/10 20:00
更新:26/06/08 23:12
更新:26/06/08 23:12
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