野乃と「のの」

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お昼にたべていたそぼろ弁当
そこから
三色にするなら、そぼろとたまごと
あと何にする、との話題に

ほうれん草のごま和え
と誰かが言い

いっしょですねえ
とまた誰かが言う

その流れからさくらでんぶへと話はうつり
あれはいったいなんだろうかと

調べればそれですむこと
けれど誰もそれをしない

知りたいのではない
求めているのは
なんだろうね
なんでしょうね
というやり取りであって
その場に流れる同じ色の体温だ

家に帰ってから「のの」に
さくらでんぶってなんだろうね
と聞いてみる

「のの」は
そっぽを向くだけ

「のの」は
共感を知らない




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青春
公開:26/06/02 11:05

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