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引っ越し先を探していた頃、
よく連絡を取り合う女がいた。
友人以上、恋人未満。
彼女は、ひとつの町を勧めた。
「ここ、いいよ。
私の家から近いし、
会いやすいし」
地図アプリで開くと、
その町だけ少し明るく表示された。
駅から遠い。
夜道は暗い。
職場へは乗り換えが増える。
それでも画面には、
おすすめ
と出ていた。
僕は、別の町を選んだ。
報告すると、
電話の向こうで間が空いた。
「じゃあ、なんで相談したの」
その夜、
地図アプリに通知が来た。
候補者の移動予定が変更されました。
候補者。
僕はその単語を
しばらく見ていた。
数年後、
彼女から通知が来た。
再婚しました。
お元気で。
夜、地図アプリを開くと、
昔の町名が残っていた。
指でなぞって、
削除した。
この候補地は、
他の利用者に再提案されます。
よく連絡を取り合う女がいた。
友人以上、恋人未満。
彼女は、ひとつの町を勧めた。
「ここ、いいよ。
私の家から近いし、
会いやすいし」
地図アプリで開くと、
その町だけ少し明るく表示された。
駅から遠い。
夜道は暗い。
職場へは乗り換えが増える。
それでも画面には、
おすすめ
と出ていた。
僕は、別の町を選んだ。
報告すると、
電話の向こうで間が空いた。
「じゃあ、なんで相談したの」
その夜、
地図アプリに通知が来た。
候補者の移動予定が変更されました。
候補者。
僕はその単語を
しばらく見ていた。
数年後、
彼女から通知が来た。
再婚しました。
お元気で。
夜、地図アプリを開くと、
昔の町名が残っていた。
指でなぞって、
削除した。
この候補地は、
他の利用者に再提案されます。
SF
公開:26/06/02 19:00
更新:26/06/02 18:32
更新:26/06/02 18:32
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