いる、けど見えない。

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ある探検家は感動していた。
もうすぐだ。もうすぐ全てが終わる。

壮絶な道のりだった。
見たことのないほどの断崖絶壁、数々のトラップ、同行者の裏切り、友との別れ。

1人きりになり、擦り切れ、疲れ果て、何度も投げ出しそうになった。そのたびに思う。先へ、もっと先へと。

光あふれる出口へ向かう。
やり遂げた、到達した、そして、、、

見つけた。
自分とは違う出口から出てきた者。その顔から穏やかさが抜け落ちる様を。

口に出さぬよう、頭に浮かべぬように努めていた。しかし思ってしまう。
いつまで、と。
その他
公開:26/05/31 04:16

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