いつか、いつか

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べつに食材さがしに来たのではないのだけど
河原の土手を歩いていると草ばかりに目がいってしまう
草だけを見ていれば地元とあまり変わらない

でも、目線を上げて見てみれば
高い建物が多く飛び込んできて
地元とのちがいを見せつけられる

―まだ、慣れないよ

晴れれば遠くに山も見えるけれど
その果てしなさには悲しくなってしまう

子どもたちに野球を教えている若い男性の姿に
あの人を重ね合わせる

―野球、やめちゃったんだっけ

短い汽笛を鳴らして貨物列車が鉄橋を渡っていく
地元では見られない車両の多さに驚かなくなる日も
いつか、来るのだろうか
















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青春
公開:26/05/30 02:22

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