出前

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グツグツと鍋の中の水が音を立て始めた。僕は袋を開け、鍋の中に麺を入れる。
箸で麺をぐるぐると回す。箸に添えた指が熱い。四角く固い麺がほぐれ始めた頃、水から出た泡が鍋から溢れそうになる。箸を横に置きコンロの火を弱める。泡がスーッと下がっていった。
少しするとアラームが鳴る。僕は粉末スープの袋を開け、丼に入れた。鼻から入ってくるほのかな味噌の香りが僕の喉を刺激した。鍋の中身を丼に移し、あらかじめ準備していた茹で野菜とチャーシューを乗せる。
丼を持ち上げると味噌の香りを含んだ湯気が僕の顔を撫でる。食卓までの数歩が…

床に散らばる麺と汁と丼のかけら。
向こうの方に茹で野菜が見える。
椅子の上に乗っているのはチャーシューかな。

僕は寝転んだままピザ屋に電話をした。
青春
公開:26/05/28 07:27

すけ3

日常がふっと壊れる瞬間の話を書いています。ご感想お待ちしています。
普段は山を走ったり、保護犬2匹と散歩したり、仲間とワイワイしています。

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