バケットリストランド

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高齢の両親から行きたい場所があるとせがまれ車を出した。
「遊園地?」バケットリストランドなのと母。元気なうちに行きたくてなと父。

遊園地というか…映画村?若者が殆どいない。「江戸ゾーンはいい」と両親は先に進む。飛脚が担ぐ早籠に乗る人の姿。思ったより腰が痛いと笑顔だ。
昭和ゾーンに着くと母は足元にスモークが充満する舞台で聖子ちゃんを歌い出した。
父は拳銃を手に刑事になりきり、犯人役のクルーに撃たれて殉職シーンを演じている。
なるほど。バケットリスト、死ぬまでにやってみたいことを体験できるのか。
両親を置いて先へ進む。日常ゾーンとある。「おお!」寝てみたかったハンモックがある。意外と窮屈だなと笑顔になった。40過ぎの私にも…楽しいかも。
そろそろという時間になり、父はタクシーを止めた。車で来たじゃないかと言うも、かまわず父はタクシーに乗り込み「前の車を追ってくれ」

まだ帰りたくないようだ。
SF
公開:26/05/21 10:48

吉田図工( 日本 )

まずは自分が楽しむこと。

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