体温計

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喉の奥がカラカラに乾き目が覚めた。全身がベッドに貼り付けられているみたいだ。
重い体をベッドから引き離す。頭蓋骨の中で打楽器が鳴り響いているような不快感。
立ちあがろうとしたが、体の節々がギシギシと痛む。とりあえず熱を計ろうとして、体温計を持っていない事に気づく。車のキーを握りしめて僕は駐車場へ向かった。

購入した風邪薬とスポーツドリンクを口の中へ流し込み、僕はベッドに潜り込んだ。

ふと目が覚めた。薬が効いたのかよく寝ていた。枕元のペットボトルは空だった。喉がカラカラだ。まだ少し熱っぽい。熱を計ろうとしたが体温計を持っていないことを思い出した。
喉も乾いた。僕は駐車場へ向かった。

寝返りを打った際、枕元のペットボトル2本がカラカラと音をたて落ちた。その音で目が覚めた。相変わらず熱っぽい。体温計を買いに行かなくては。僕は駐車場へ向かった。
SF
公開:26/05/24 10:22

すけ3

日常がふっと壊れる瞬間の話を書いています。ご感想お待ちしています。
普段は山を走ったり、保護犬2匹と散歩したり、仲間とワイワイしています。

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