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駅むこうの古本屋さんは、わたし好みの本をたくさん置いていて
学食は、からあげと麻婆豆腐がおいしくて
となりの駅のブックカフェは、絵本が充実してて
そのせいかお子さん連れがおおいみたい

すこしずつこの街を知っていく

すこしずつこの街に慣れていく

お客さんのひとりがあの人に似ていて
でも、よく見たらぜんぜんで
みんなあの人みたいに見えちゃって
でも、みんなちがう顔をしていて

教室では、講義の内容とは別のわたしの知らない単語が飛び交う

まるで記号みたい

それがわたしに向けられたものでないのが、せめてもの救い

自分の居場所だけは、きちんと確保できている

地元とこちらとで青空がちがうとは思わない
でも、こっちのほうが狭い気がする
見上げると高い建物がおおくって

狭いと思うのはヒトの発想
空のほうからしたら窮屈ということかな

飛行機雲に、青い空が嫌そうな表情を見せている




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青春
公開:26/05/18 10:20

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