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「悪魔よ、いざ来たれ」
地下室の魔法陣が赤く光り、黒煙の中から巨大な悪魔が現れた。
「我を呼び出したのは貴様か」
その声だけで、空気が重くなった。
召喚した青年は端末を悪魔に向けていた。
「願いを言え。どんな願いでも叶えてやろう。ただし、代償は頂くがな」
だが、青年は端末の画面を見つめたままだった。
「偽物じゃないって!本物の悪魔だよ!」
画面に表示されているコメントには、
『CGだろ』
『加工上手いな』
と並んでいる。
「我を偽物だと愚弄するか」
悪魔は低く唸った。
「せっかく悪魔を呼び出したのに、再生数が伸びない……」
「悪魔さん、街を壊せません?」
「貴様、何を言っている?」
青年は悪魔の言葉に耳を貸さずに続けた。
「それか、天使を呼んで戦うとか。対決動画って伸びるんですよ」
やがて、悪魔は小さく呟いた。
「……最近の人間は、悪魔より恐ろしいな」
地下室の魔法陣が赤く光り、黒煙の中から巨大な悪魔が現れた。
「我を呼び出したのは貴様か」
その声だけで、空気が重くなった。
召喚した青年は端末を悪魔に向けていた。
「願いを言え。どんな願いでも叶えてやろう。ただし、代償は頂くがな」
だが、青年は端末の画面を見つめたままだった。
「偽物じゃないって!本物の悪魔だよ!」
画面に表示されているコメントには、
『CGだろ』
『加工上手いな』
と並んでいる。
「我を偽物だと愚弄するか」
悪魔は低く唸った。
「せっかく悪魔を呼び出したのに、再生数が伸びない……」
「悪魔さん、街を壊せません?」
「貴様、何を言っている?」
青年は悪魔の言葉に耳を貸さずに続けた。
「それか、天使を呼んで戦うとか。対決動画って伸びるんですよ」
やがて、悪魔は小さく呟いた。
「……最近の人間は、悪魔より恐ろしいな」
ファンタジー
公開:26/05/16 20:27
加賀美 秋彦と申します。
2025年4月から、ショートショートを書き始めました。
色々なジャンルの作品を書いています。
よろしくお願いします。
作品イラストはフリー素材やAIで作成したものです。
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加賀美 秋彦