コメント朝顔

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寮のベランダに、
小さな鉢が置かれていた。

札には、
「コメント朝顔」とある。

作品に反応があると咲きます。

タカシがスマホを見た。

「好きです、だって」

ぽん、と青い花が咲いた。

「お、映える」

タカシはすぐ返事した。

翌朝、
花は三つになっていた。

「返事ありがとうございます」
「また来ます」
「昨日の続きです」

セウゴが眉を寄せた。

「水やるなよ」

「水なんかやってねえよ」

「返事が水だ」

タカシは笑って、
また返事をした。

翌朝、
朝顔は物干し竿を越え、
セウゴのパンツまで巻き取っていた。

談話室に紙が貼られた。

コメント朝顔の蔓は、
洗濯前に各自でほどくこと。

タカシは、
ほどく端を探した。

ワイゴが薄く笑った。

「いいねタカシ君。
まずは、どれが自分の蔓か
分かるところからだ」
SF
公開:26/05/14 07:00
更新:26/05/14 05:05

問い屋

問いを描くショートショートを書いています。
 
その違和感を、
まだ持ったままの人へ。
 
問いの続きを、ここにまとめています。

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