音のない花火
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初めて浴衣を着る姿を見た。夕日で赤く染まった僕の顔が一層赤くなる。慣れない草履で静々と歩く彼女。僕は少し緊張しながら横を歩く。
辺りに誰もいないのを確認する。僕はロープを持ち上げ彼女を潜らせた。2人でこっそりと忍び込んだ真っ暗な河原。岩に並んで腰を下ろす。僕はドキドキしながら彼女の方を見た。その頬が少し赤い気がした。
程なく始まった打ち上げ花火。立ち入り禁止区域から見る花火は真上に上がる。間近で見る花火の大きさに感動しながら、大地が揺れるほどの打ち上げ音に少し驚く。
彼女が僕のシャツを引っ張る。彼女を見ると口をパクパクさせ喋る真似をしている。その仕草があまりに可愛くて、僕は彼女の耳元で囁く。次の花火が上がり、顔を赤く染め静かに頷く彼女の姿を浮かび上がらせた。
僕の耳にはキーンという耳鳴りが響いている。
辺りに誰もいないのを確認する。僕はロープを持ち上げ彼女を潜らせた。2人でこっそりと忍び込んだ真っ暗な河原。岩に並んで腰を下ろす。僕はドキドキしながら彼女の方を見た。その頬が少し赤い気がした。
程なく始まった打ち上げ花火。立ち入り禁止区域から見る花火は真上に上がる。間近で見る花火の大きさに感動しながら、大地が揺れるほどの打ち上げ音に少し驚く。
彼女が僕のシャツを引っ張る。彼女を見ると口をパクパクさせ喋る真似をしている。その仕草があまりに可愛くて、僕は彼女の耳元で囁く。次の花火が上がり、顔を赤く染め静かに頷く彼女の姿を浮かび上がらせた。
僕の耳にはキーンという耳鳴りが響いている。
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公開:26/05/11 07:44
更新:26/05/11 08:35
更新:26/05/11 08:35
日常がふっと壊れる瞬間の話を書いています。ご感想お待ちしています。
普段は山を走ったり、保護犬2匹と散歩したり、仲間とワイワイしています。
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すけ3