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北の大地がまだ蛮人どもの巣窟だったころ、スジンは勅命で水星へと向かった。南の大地は荒れ果て、魔術師や天馬に乗った降霊術師で山々は崩落していた。スジンの副官のムシュラは言った。「水星は冥王星のようには容易くいきますまい。じっくり策を練られたし」。スジンはムシュラの肩を軽く叩くと自分の天幕へと戻った。彼は地霊に祈りを捧げ、寝台に飛び乗ると、すぐに眠ってしまった。翌朝は快晴だった。スジンは制服に袖を通すと葡萄酒を飲んで登校した。朝礼が終わり、1限目の体育に向け教室で着替えていると、ムシュラが耳鳴りするほどの高い声で、朝の挨拶をした。ムシュラは筋骨隆々の武闘派、そして無頼漢だが制服は女子制服を着ていた。セーラー服が好きらしい。1時限目の体育終了後、スジンは呪われた天馬に乗って水星を焼き払った。彼は糸電話で大隊本部に連絡した。「こちらコードネーム1851。水星のエラーを確認。1195を要請する」
その他
公開:26/04/30 18:21
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佐古涼夏