ショートショート作家
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診察室で、男がうつむいていた。
「先生、私は……」
「あなた、最近オチばかり考えてるでしょ」
「はい」
「何だっけ? 蛇口から、漢字の水がたくさん流れて、排水溝が詰まった? これの何が面白いの」
「はぁ……」
「これ、思い付いたとき、ニヤケたでしょ」
「ダメですか?」
「重症だね。少し頭を休めなさい」
クリニックを出ると、男は幹線道路沿いを歩き、自宅へ向かった。
すると、サイレンを鳴らしながら、パトカーが通りすぎた。
「そこの車、左に寄せて止まりなさい」
道路脇には、パトランプから落ちた「あと二人」の赤い文字が転がっている。
一瞬、足を止めた。
「……いいじゃん」
男は、ニヤケ顔でポケットからネタ帳を出した。
おわり
「先生、私は……」
「あなた、最近オチばかり考えてるでしょ」
「はい」
「何だっけ? 蛇口から、漢字の水がたくさん流れて、排水溝が詰まった? これの何が面白いの」
「はぁ……」
「これ、思い付いたとき、ニヤケたでしょ」
「ダメですか?」
「重症だね。少し頭を休めなさい」
クリニックを出ると、男は幹線道路沿いを歩き、自宅へ向かった。
すると、サイレンを鳴らしながら、パトカーが通りすぎた。
「そこの車、左に寄せて止まりなさい」
道路脇には、パトランプから落ちた「あと二人」の赤い文字が転がっている。
一瞬、足を止めた。
「……いいじゃん」
男は、ニヤケ顔でポケットからネタ帳を出した。
おわり
その他
公開:26/04/30 13:18
更新:26/04/30 15:31
更新:26/04/30 15:31
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