0
1
ショートショート作家のケイ氏は悩んでいた。
インスピレーションが湧かないのだ。
書いては消し、メモを破り、「自分はここまでなのか……」と机に突っ伏し、頭を抱えた。
そこでケイ氏は、神頼みをすることにした。
彼にとっての神様は、尊敬する作家・エイチ先生だ。
「エイチ先生、どうか力を貸してください」
ケイ氏はエイチ先生に祈った。
そのとき、不意に声がした。
「キミはすでにスタート地点にいるよ」
ケイ氏は顔を上げた。
部屋には誰もいない。
机の上に目を落とすと、書きかけの原稿があった。
そこには、こう書かれていた。
『ショートショート作家のケイ氏は悩んでいた。』
ケイ氏はしばらく、その一文を見つめた。
「……ここから、か」
彼はペンをとった。
自分の思いを、ひとつひとつ言葉にしていく。
作品を書き終えた時には、声はもう聞こえなかった。
けれど、あの時確かに声は聞こえた。
インスピレーションが湧かないのだ。
書いては消し、メモを破り、「自分はここまでなのか……」と机に突っ伏し、頭を抱えた。
そこでケイ氏は、神頼みをすることにした。
彼にとっての神様は、尊敬する作家・エイチ先生だ。
「エイチ先生、どうか力を貸してください」
ケイ氏はエイチ先生に祈った。
そのとき、不意に声がした。
「キミはすでにスタート地点にいるよ」
ケイ氏は顔を上げた。
部屋には誰もいない。
机の上に目を落とすと、書きかけの原稿があった。
そこには、こう書かれていた。
『ショートショート作家のケイ氏は悩んでいた。』
ケイ氏はしばらく、その一文を見つめた。
「……ここから、か」
彼はペンをとった。
自分の思いを、ひとつひとつ言葉にしていく。
作品を書き終えた時には、声はもう聞こえなかった。
けれど、あの時確かに声は聞こえた。
その他
公開:26/04/30 12:21
加賀美 秋彦と申します。
2025年4月から、ショートショートを書き始めました。
色々なジャンルの作品を書いています。
よろしくお願いします。
作品イラストはフリー素材やAIで作成したものです。
note
↓
https://note.com/a_kagami
X(Twitter)
↓
https://x.com/kagami_short2?s=21
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます
加賀美 秋彦