キャベツの朝
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休日の朝。起きると、私の一番苦手な匂いがキッチンに立ち込めていた。その匂いとは……「お母さん、うまく巻けないんだけど」「何作ってんの?」「ロールキャベツ」マジか……。あぁ言ってしまおうか「私、煮たキャベツの匂いが嫌いなの」と。そのとき後から降りてきた旦那が、まな板に広げられたキャベツの葉と私の顔を見比べ何か言いたそうにした。私はすかさず「新聞とってきて」と旦那を黙らせる。
「友達に食べたことないの? って言われて。母さんが起きる前に作るつもりだったんだけど」ぽつりぽつりと言う息子の顔は少し誇らしげで。じゃあ、食べるしかないじゃない。私は大きく深呼吸して……キャベツの匂いを吸い込み、むせた。
「友達に食べたことないの? って言われて。母さんが起きる前に作るつもりだったんだけど」ぽつりぽつりと言う息子の顔は少し誇らしげで。じゃあ、食べるしかないじゃない。私は大きく深呼吸して……キャベツの匂いを吸い込み、むせた。
その他
公開:26/05/02 21:10
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