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 突然かみさまと名乗るおじいさんが枕元に現れた。
 時刻は深夜。
「我が名は紙様そなたに私の力を授けよう!」
「必ず最後に巡り会える力ぞよ!」
 そう言ってスッと消えた紙様。
 
 次に目が覚めた時には遅刻ギリギリの朝だった。
「やばいやばい!」
 咄嗟にトイレに入りトイレットペーパーを巻き取るとカランッちょうど無くなった。
 ツイてないなと思いつつ新しいのに変える。
 トイレを出て鼻を擤もうとテッシュに手を伸ばす。
 スカッ
 最後の一枚だった。
 
 ――ますますツイテナイ
 
 なんとか遅刻はまのがれてコンビニに入ると、大好きなキャラクターのくじがやっていた!
 急いでくじを買い引くと1番下の景品だった。
 残念に思ったその時。
「おめでとうございます!」
「ラストワン賞です!」


 初めて紙様に感謝した瞬間だった。
ファンタジー
公開:26/04/27 21:01

橘 きり

Nolaノベルでも書いています。

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