肩たたき券
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徹夜続きで、目はかすみ、頭の奥がズキズキと痛い。肩は鉛のように重い。
息子が作ってくれた「肩たたき券」を取り出す。「んけきたたたか」声に出して読み上げる。覚えたてのひらがなを逆さに書いた。息子の小さな手を思い出す。愛おしい。
グゴッボボォー!けたたましい音とともにゴミ箱が消えた。
瞬きを繰り返し、頭を振る。朦朧とした頭に喝を入れる。
「幻覚か?」
目の前の書類が消える、パソコンが、椅子が、机が、私の中に消える。壁、ビル、人、車、街…。全てを吸い込む。
封印を解く呪いの言葉
「ンケキタタタカ」
私はブラックホールになった。
愛する息子を私は包み込む。
私の中で全てが暗闇となる。
地球を吸い込んだ時、私の肩は軽くなった。
息子が作ってくれた「肩たたき券」を取り出す。「んけきたたたか」声に出して読み上げる。覚えたてのひらがなを逆さに書いた。息子の小さな手を思い出す。愛おしい。
グゴッボボォー!けたたましい音とともにゴミ箱が消えた。
瞬きを繰り返し、頭を振る。朦朧とした頭に喝を入れる。
「幻覚か?」
目の前の書類が消える、パソコンが、椅子が、机が、私の中に消える。壁、ビル、人、車、街…。全てを吸い込む。
封印を解く呪いの言葉
「ンケキタタタカ」
私はブラックホールになった。
愛する息子を私は包み込む。
私の中で全てが暗闇となる。
地球を吸い込んだ時、私の肩は軽くなった。
公開:26/04/29 05:16
30日連続【閃光小説】更新中。日常がふっと壊れる瞬間の話を書いています。
普段は山を走ったり、保護犬2匹と散歩したり、仲間とワイワイしています。
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すけ3