Dim Spring

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螺旋の向こうに夜を撒いた
地下駐車場のグレー・トーンで
花雨にまみれたビニール傘を
天へ向かってぱっと開けば
ふわ はら ひら ちら
白い薄紅、地面へ降りる
霞にかすんだ車体たちの
瞬きの間の花見の宴

陽の差さないこんな場所にも
春は薄ら滲んで来るものなのだ
その他
公開:26/04/28 22:01

鹿野 秋乃

毒にも薬にもならないお話ばかりです。

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