屋上のスナイパー:1

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お昼はいつもひとりだ。
今日は天気もいいし、屋上にでも行ってお弁当を食べようかな。

屋上に出る扉を開けると、
そこではひとりの男が腹ばいになっていた、ライフルを構えて。

屋上にはベンチが置かれている、ひとつだけ。
男はそのベンチに隠れるようにして横になっている、ライフルを構えて。

 ああ、まったく、もう

思うのだけど、この時間から場所を変えていたのでは、
ただでさえ短いお昼休みが終わってしまう。

しかたがない。
私はベンチに座り、ひざの上にお弁当箱を置いた。

男は熱心にライフルに装着されているスコープをのぞき込んでいる。

殺すのだろうか。

いま、やるのだろうか。

目撃者になってしまったら、私も殺されてしまうだろうか。

さまざま頭に浮かぶけど、いまはそんなことよりお弁当だ。




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青春
公開:26/04/28 08:23

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