収穫期
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私の家は、小麦農家を営んでいる。この時期は丁度刈り入れ。猫の手も借りたい程に忙しい。
そんな折、とある画家がやってきた。ここで絵を描きたいと言う。
この時期に絵描きを泊めておける余裕はない。
断ろうとすると、代わりに画家は刈り入れの手伝いをすると言う。
それならと二つ返事で了承した。
画家は作業が始まると刈り入れを行い、それ以外の時間は常に絵を描いていた。
いつ眠っているのか不思議だったが、作業はしっかりやってくれているのでとても助かった。
刈り入れが終わった日、ビールを飲みながら労っていると、画家は1枚の絵を取り出した。
緑と黄色で彩られた草花の中に建つ小屋。それは見ていると吸い込まれそうな魅力を秘めていた。
「これはお礼です」
そう言って、彼は絵を置いていった。
後に彼が大層高名な画家だと知るのに、さほど時間はかからなかった。
そんな折、とある画家がやってきた。ここで絵を描きたいと言う。
この時期に絵描きを泊めておける余裕はない。
断ろうとすると、代わりに画家は刈り入れの手伝いをすると言う。
それならと二つ返事で了承した。
画家は作業が始まると刈り入れを行い、それ以外の時間は常に絵を描いていた。
いつ眠っているのか不思議だったが、作業はしっかりやってくれているのでとても助かった。
刈り入れが終わった日、ビールを飲みながら労っていると、画家は1枚の絵を取り出した。
緑と黄色で彩られた草花の中に建つ小屋。それは見ていると吸い込まれそうな魅力を秘めていた。
「これはお礼です」
そう言って、彼は絵を置いていった。
後に彼が大層高名な画家だと知るのに、さほど時間はかからなかった。
その他
公開:18/07/26 21:35
ぽやぽやと思い付いた物語を書いております。素晴らしい作者の皆様の作品を読みながら勉強中の万年初心者。よろしくお願いいたします。
マイペースに投稿再開していければ良いなぁと思ふ今日この頃。
不勉強なもので、もしどなたかの作品と似た内容を投稿してしまっていた場合はご指摘頂けますと幸いです。
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