神の風景画

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太古の昔、少年の神は一人で留守番をしていました
でも、特にやることがありません
そこで絵を書くことにしました
白い画用紙をテーブルに置き、クレヨンで色を塗りました
全て青です。少年は海を書いたつもりだったのですが、似ていません
そこで白い波を書くことにしました
いくら書いても納得できません
なので今度は海藻を書くことにしました
それでも似ていません
だから、少年は諦めて、ポイッとごみかごに投げました
しかし、投げた絵は天空から落ち、海へ

それから時間が経った頃
海に沈んだ絵が具現化しました
海のつもりだ描いた絵は青空に
波のつもりで描いた絵は雲に
海藻のつもりで描いた絵は森になりました

と、本来であれば、ここで終わりです。
でも、少年が絵を投げた時にゴミ箱に当たり火花が飛び散りました
それが原因で今でも天空を仰げば小さな星が降り注いています
中には地下のマグマになったものもいるとか
公開:18/07/26 16:48

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