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昔々の事なので詳細は忘れました
ですから、適当に話します

昔、ある所にお爺さんとお婆さんが暮らしていました
ある日、お爺さんは庭の芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました
お婆さんが洗濯をしていると上流から大きな桃が流れてきました
でも、あまりに大きかったので陸に引き上げられません
なので、お婆さんはすっぱり諦めました
それから五分後、今度は小さなカッパが流れてきました
お婆さんはカッパの顔をじぃーっと見ました。なんか怖そうです
だから、すかさず河童を簀巻きにしてペットのシロに与えました
こんな事が続いたのでお婆さんは、次は何が流れて来るんだろうと期待して大河を眺めました
はっと気付くとお婆さんは眠っていました
こりゃいかんとお婆さんは腰を上げ、家に帰ってみると、あるはずの家がありません
そして、気付きました。そう、月日が流れていたのです
一方、お爺さんは死神に魂を刈られ、川を漂流中デス
公開:18/07/25 12:38
更新:18/07/25 12:40

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