風船のような君

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まるで風船のようだと思った。

この手でしっかりと掴んでおかなければならないという使命感すら感じた。

ケタケタと笑いながら君は僕の数歩先を行く。

楽しげに揺れる腕をつい掴んでしまって少し後悔をする。

もう戻れない。

戻ることは許されない。

君とかち合った視線は息が苦しくなるほど痛いものだった。
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公開:18/07/26 08:20

きざはし

140字小説を書いています。
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