魔女っ子アンちゃん
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「私、魔法使いなの♪」
アンという名の少女が、僕の前に現れて最初に発した言葉だ。
「箒で空を飛んだり、ステッキで魔法を唱えたりする?」
「そんなの古ーい。これからの時代は……」と言いながら僕に突き出した。
「傘よ♪」
「傘かよ!」
「メルヘンチックでしょ?」
「これからの時代って言うほどの斬新感はないけどね。まぁ、いいや。魔法見せてよ」
「魔法? まだまだ練習中だから下手だよ? それでも良いなら……」
「なんだ、そんなレベルの魔法使いなのか」
「そんなレベルとは何よ! いいわ、今から跳ぶ魔法を見せてあげる!」
そう言うとアンは持っていた傘を逆さに持ち直し、呪文を唱えた。
「アンブレーラ・アンブレラ、ピチピチ・チャプチャプ・ランラン、ラーン♪」
するとアンが、ピョン! と一歩前に跳んだ。
「……へ?」
「ね♪」と、満面の笑みを浮かべているアンに対し、僕は肩をすくめるしかなかった。
アンという名の少女が、僕の前に現れて最初に発した言葉だ。
「箒で空を飛んだり、ステッキで魔法を唱えたりする?」
「そんなの古ーい。これからの時代は……」と言いながら僕に突き出した。
「傘よ♪」
「傘かよ!」
「メルヘンチックでしょ?」
「これからの時代って言うほどの斬新感はないけどね。まぁ、いいや。魔法見せてよ」
「魔法? まだまだ練習中だから下手だよ? それでも良いなら……」
「なんだ、そんなレベルの魔法使いなのか」
「そんなレベルとは何よ! いいわ、今から跳ぶ魔法を見せてあげる!」
そう言うとアンは持っていた傘を逆さに持ち直し、呪文を唱えた。
「アンブレーラ・アンブレラ、ピチピチ・チャプチャプ・ランラン、ラーン♪」
するとアンが、ピョン! と一歩前に跳んだ。
「……へ?」
「ね♪」と、満面の笑みを浮かべているアンに対し、僕は肩をすくめるしかなかった。
ファンタジー
公開:18/07/24 23:01
更新:18/07/24 23:28
更新:18/07/24 23:28
この呪文が書きたかっただけ
まったり。
2022年…3本
2021年…12本
2020年…63本
2019年…219本
2018年…320本 (5/13~)
壬生乃サル(MiBU NO SARU)
Twitter(@saru_of_32)
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