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私が昔、夏空だった頃、入道雲がケンカを吹っかけてきた
でも、私がコテンパンにやっつけると子分達は蜘蛛の子を散らす様に逃げて行った
けれども、それ以降、マフィアの台風一家に目を付けられた。
彼らは仕事場に何度もやって来るので実に暑苦しかった。
だから、私は自作で機械仕掛けのハロー警報を作った

私が昔、冬空だった頃、私の家には雨女と雪女が寝泊まりしていた
そんなある日、雪女があなたとの愛の結晶が私のお腹の中に出来たのと言ってきた
私は一瞬で凍り付いた。それもそうだ。だって彼女の夫は冬将軍である
それに比べ、私の身分は鍋奉行止まり。
これは絶対に殺される。
私は命の危険を感じた。
そんな矢先、噂を聞きつけた冬将軍が罵詈雑言を雨あられの様にぶつけてきた。
ヒャー
将軍が刀を振り下ろす
飛んできた将軍の剣は空を切った

そんな事があったので、私は現職の夜空になった
すぐに目星が付くように
公開:18/07/24 13:33

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