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ファストフード店で、休憩していたときだった。
「え、実紗あのボンボンと別れたの!?じゃ次あたし紹介してよ」
「歩美彼氏いんじゃん」
「あいつもそろそろ飽きたし。だから予約で♡」
隣の席の女の人が、大きな声で話をしていた。
僕は目から鱗が落ちた。モテる人と恋人になるためには、予約なんて制度がアリらしい。
先輩はとても素敵な人だ。もしかしたら、もう他に予約だってされているかもしれない。
恋人がいることは知っていた。
予約も、本当は迷惑なのかもしれない。
でも、申し出なきゃと思った。
もしかしたらなんて気持ちはゼロじゃないけど、もし今より先の分岐点に、先輩が一人で立つことがあるなら、僕は一番前に並んでいたかった。
外回りから戻ったオフィスには、ポツンと先輩がいた。
デスクに向かう横顔が綺麗だ。
僕は先輩の横に立った。
「先輩。予約お願いします」
振り向いた先輩は、やっぱり綺麗だった。
「え、実紗あのボンボンと別れたの!?じゃ次あたし紹介してよ」
「歩美彼氏いんじゃん」
「あいつもそろそろ飽きたし。だから予約で♡」
隣の席の女の人が、大きな声で話をしていた。
僕は目から鱗が落ちた。モテる人と恋人になるためには、予約なんて制度がアリらしい。
先輩はとても素敵な人だ。もしかしたら、もう他に予約だってされているかもしれない。
恋人がいることは知っていた。
予約も、本当は迷惑なのかもしれない。
でも、申し出なきゃと思った。
もしかしたらなんて気持ちはゼロじゃないけど、もし今より先の分岐点に、先輩が一人で立つことがあるなら、僕は一番前に並んでいたかった。
外回りから戻ったオフィスには、ポツンと先輩がいた。
デスクに向かう横顔が綺麗だ。
僕は先輩の横に立った。
「先輩。予約お願いします」
振り向いた先輩は、やっぱり綺麗だった。
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公開:18/07/22 10:17
更新:18/07/28 01:06
更新:18/07/28 01:06
予約の後輩くん
→予約の後輩、水瀬くん
通し番号で交互に進みます
高野ユタというものでもあります。
幻想あたたか系、シュール系を書くのが好きです。
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