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拒む理由が見当たらないから逃げていた気持ちを言い当てられて、ムキになって暗がりの部屋から強い日差しの下に出て目を細める。

望むもの、それは少しでも手を出せば簡単に壊れてしまう。

だけど壊れたってまた直せばいいさとあなたが笑うから、私は涙を一粒零してあなたの左手に右手をそっと伸ばした。
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公開:18/07/21 09:56

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