狭間の隙間

その隙間に入りたい。
仲良くなりたい笑いたい。
そこに私も入れてください。
楽しいお話混ぜてください。

別にいいけど居場所はないよ。
あなたの座れる席はないよ。
形がいびつではいらない。
第一あなたなんかいらないよ。

そんなことの繰り返し。
私はどこにも入らない。
席に入れてもらっても。
何かがズレてて嫌われる。

その隙間に入りたい。
なんなら形を変えようか。
髪を、服を、靴を、心を。
真四角形に変わろうか。
どこにでもはまれるように
形を潰して息を殺して

「馬鹿みたい」

私は鏡を割りました。
どこの狭間の隙間にも
入れず孤立の私でも
励ましてくれる人がいる。

私は鏡を割った時
心にいびつに隙間ができた。
僅かな狭間の隙間の心
故に私は嫌われる。

嫌われ者は気ままで自由。
こじんまりが好きなのさ。
素直になった私の隙間に
七色光の風が吹く。