空の話
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私が昔、空だった頃、母は空母で、父は空巣だった
弟の高校は空港で、妹は空中だった
父は昔から母の目を盗んで悪さをしていた
だから、母は盲目になった
ああ、これが恋は盲目と云われる所以なんだなと子供心に思ったものだ
私は昔から気性が不安定だった
ぐずつく事もあれば、カラッとしている時もあった
でも、流石に夜遅くに家に帰った時は、雲行きが怪しくなった
母から、どこに行っていたの。早く仰いと集中砲火を受けた
私はつい、出任せで友人のところへ行っていたんだと言うと
母は、嘘、仰い。さっきその友人に電話したばかりよと答えた
私は地雷を踏んだ。その時の私の顔はきっと青ざめていただろう
だから、私は強くなろうと空手を覚えた
でも、練習中に頭を負傷してしまい、空耳が聞こえる様に
その絶望から私を救ってくれたのが彼女だった。彼女は夜空に煌めくスター
私は彼女に高望みの恋をした
ちなみにこれは私の勝手な空想だ
弟の高校は空港で、妹は空中だった
父は昔から母の目を盗んで悪さをしていた
だから、母は盲目になった
ああ、これが恋は盲目と云われる所以なんだなと子供心に思ったものだ
私は昔から気性が不安定だった
ぐずつく事もあれば、カラッとしている時もあった
でも、流石に夜遅くに家に帰った時は、雲行きが怪しくなった
母から、どこに行っていたの。早く仰いと集中砲火を受けた
私はつい、出任せで友人のところへ行っていたんだと言うと
母は、嘘、仰い。さっきその友人に電話したばかりよと答えた
私は地雷を踏んだ。その時の私の顔はきっと青ざめていただろう
だから、私は強くなろうと空手を覚えた
でも、練習中に頭を負傷してしまい、空耳が聞こえる様に
その絶望から私を救ってくれたのが彼女だった。彼女は夜空に煌めくスター
私は彼女に高望みの恋をした
ちなみにこれは私の勝手な空想だ
公開:18/07/21 21:31
更新:18/07/21 22:38
更新:18/07/21 22:38
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