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三日月の姿は私は大嫌い。早く美の満月になりたい!
「三日月さん、ちょっとここで休ませてもらってよろしい?」
「サギのおばあさん。どうぞどうぞ。私の身体で休んで行ってください」とサギは三日月に止まって体を休めました。
「三日月さん、この木ノ実がとっても堅いの。ちょっとこの先っぽ借りていい?」
「ムクドリさん。どうぞどうぞ。先っぽは鋭いから気をつけてください」
とムクドリは三日月の先っぽでコンコンと木ノ実を割りました。
「三日月さん、今宵は少し冷えますね。それに少し震えてらっしゃる。私が暖めてあげましょう」と雲は三日月を包み込みました。
「雲さん。ありがとう。とっても暖かいわ」
「いつもみんなのために頑張る三日月さんには感謝してるんです」
「感謝?」
「満月の貴方より僕は三日月の貴方の方が好きです。そしてみんな優しい三日月の貴方が好きなようですよ」
三日月は恥ずかしく更に細くなりました。
「三日月さん、ちょっとここで休ませてもらってよろしい?」
「サギのおばあさん。どうぞどうぞ。私の身体で休んで行ってください」とサギは三日月に止まって体を休めました。
「三日月さん、この木ノ実がとっても堅いの。ちょっとこの先っぽ借りていい?」
「ムクドリさん。どうぞどうぞ。先っぽは鋭いから気をつけてください」
とムクドリは三日月の先っぽでコンコンと木ノ実を割りました。
「三日月さん、今宵は少し冷えますね。それに少し震えてらっしゃる。私が暖めてあげましょう」と雲は三日月を包み込みました。
「雲さん。ありがとう。とっても暖かいわ」
「いつもみんなのために頑張る三日月さんには感謝してるんです」
「感謝?」
「満月の貴方より僕は三日月の貴方の方が好きです。そしてみんな優しい三日月の貴方が好きなようですよ」
三日月は恥ずかしく更に細くなりました。
ファンタジー
公開:18/07/21 14:00
いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。
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