オフィスラブ・マッチング
6
72
赤いエントリーボタンをクリックした翌日、私は空港のレストランで相手を待っていた。
我が社が開発したAIは大成功し、業績はうなぎのぼりだ。
そのAIを応用して、新プロジェクト「予約制オフィスラブ」を始めることになった。
AIが社員たちをマッチングし、まずは一緒にランチする。
相手が誰であるかは、ランチまでのお楽しみだ。
私の最適な相手は誰かな?営業部のK主任だといいな、ひょっとして新入社員かも?!
ランチの待ち合わせ時間に5分遅れて現れたのは、
ウチの社長だった。
忘れていたけど、独身だ。
「何だか恥ずかしいね。まずはエントリーしてくれて、ありがとう」
誰よりも率先して行動し、社員に背中を見せるタイプの社長が、額の汗を拭いながら、こちらに気遣いを見せた。
ちょっとうれしい。あれ?私、惹かれてる?
搭乗ゲートで、出張へ向かう社長を見送った。
この夏、社長との恋が始まった…
我が社が開発したAIは大成功し、業績はうなぎのぼりだ。
そのAIを応用して、新プロジェクト「予約制オフィスラブ」を始めることになった。
AIが社員たちをマッチングし、まずは一緒にランチする。
相手が誰であるかは、ランチまでのお楽しみだ。
私の最適な相手は誰かな?営業部のK主任だといいな、ひょっとして新入社員かも?!
ランチの待ち合わせ時間に5分遅れて現れたのは、
ウチの社長だった。
忘れていたけど、独身だ。
「何だか恥ずかしいね。まずはエントリーしてくれて、ありがとう」
誰よりも率先して行動し、社員に背中を見せるタイプの社長が、額の汗を拭いながら、こちらに気遣いを見せた。
ちょっとうれしい。あれ?私、惹かれてる?
搭乗ゲートで、出張へ向かう社長を見送った。
この夏、社長との恋が始まった…
恋愛
公開:18/07/20 18:27
スクー
不思議な単語
予約制オフィスラブ
こんにちは♪
このショートショートガーデンで初めてショートショートを書いてみました。
皆さんの作品も楽しく読ませていただいています。
よろしくお願いします。
ログインするとコメントを投稿できます