0
59
土曜日の朝。毎週会えていた頃とは、すこしちがう気持ちで目覚める。会いたいと悲しくなるよりも、一番に会いたいと思えるのが彼であることのよろこびを選べるようになった。そして、それはきっと彼のおかげなのだろう。人は必要なとき、必要な人に出会えるなんて言葉を、今の私は途方もなく信じてしまう。
「きみとの関係がこれからどんな風に変化していったとしても、きみがいつも幸せだといいな」
こんな愛され方があってもいいこと、厳しさが愛じゃないことも、彼が教えてくれた。これから。私も彼も、それぞれの道を変化しながら進んでいくのだろう。もしかしたらズレが生じることもあるかもしれない。でも、私たちは人間。それを怖がったところで、いったい何になるだろう。ずっと同じなんてありえない。そして、それは素晴らしいことだと思った。彼と交わったあの日のカフェを、コーヒーを、私は生涯忘れることはないだろう。
「きみとの関係がこれからどんな風に変化していったとしても、きみがいつも幸せだといいな」
こんな愛され方があってもいいこと、厳しさが愛じゃないことも、彼が教えてくれた。これから。私も彼も、それぞれの道を変化しながら進んでいくのだろう。もしかしたらズレが生じることもあるかもしれない。でも、私たちは人間。それを怖がったところで、いったい何になるだろう。ずっと同じなんてありえない。そして、それは素晴らしいことだと思った。彼と交わったあの日のカフェを、コーヒーを、私は生涯忘れることはないだろう。
その他
公開:18/07/18 14:31
更新:18/07/21 08:01
更新:18/07/21 08:01
小説
短編小説
ショートショート
400字物語
完結
400字のことばを紡ぎます。
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます