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公園中のみんなが、ぼくを見ている。注目を浴びるのって、なかなか気持ちがいいな。
「ないな〜!どこだー!でてこーい!」
試しに呼びかけてみたが、もちろん反応はナシ。一体どこへ捨ててしまったんだろうか。
別のゴミ箱へ移動し、再び頭を突っ込む。どこだ、どこへ捨てた?
ゴミ箱越しに、子どもたちの楽しそうな声が聞こえてきて、なんだかこっちまで楽しい気分になる。
「あ、あった!」
探していたそれは、ゴミ箱のかなり底のほうにあった。昨日捨てた、間違ってゴミと一緒に捨ててしまった、ぼくの羞恥心。
探しものを拾い上げた途端、カアッと顔が熱くなった。さて、ここからどうしたものか。子どもたちの笑い声が、徐々に近づいているのがわかった。
「ないな〜!どこだー!でてこーい!」
試しに呼びかけてみたが、もちろん反応はナシ。一体どこへ捨ててしまったんだろうか。
別のゴミ箱へ移動し、再び頭を突っ込む。どこだ、どこへ捨てた?
ゴミ箱越しに、子どもたちの楽しそうな声が聞こえてきて、なんだかこっちまで楽しい気分になる。
「あ、あった!」
探していたそれは、ゴミ箱のかなり底のほうにあった。昨日捨てた、間違ってゴミと一緒に捨ててしまった、ぼくの羞恥心。
探しものを拾い上げた途端、カアッと顔が熱くなった。さて、ここからどうしたものか。子どもたちの笑い声が、徐々に近づいているのがわかった。
ファンタジー
公開:18/07/18 03:44
更新:18/07/18 03:57
更新:18/07/18 03:57
クスっと笑っていただけるような、そんな作品が書ければと思っています。
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