2
58

高校の時、尊敬する男友達がいた
勉強も運動も出来て、自信にあふれているけど謙虚で。
彼をもっと好きになりたかった
恋愛感情が育つ前に、友達と彼は交際し始めた
卒業間際、彼らは別れ、私は神戸、彼は大阪へ進学した

彼とは、時々電話した
1年半かかって、花火大会に誘う事が出来た
2人だけで会うのは初めてだった
一言も話せず彼の顔も見れず、花火だけ見ていた
上を向きすぎてふらつく私に、肩をかしてくれた

恋愛感情はあの日からずっと育ってた
でも、今日諦める

彼は後の奥さんへ片思い中
素敵な人だった
失恋してほしくなかった

あなたが好きだったよと思いながら、
片思いでも貫いたらいい、きっと届く
と私は言った
彼は頷いて私をすごい力で抱きしめてくれた
彼が先に泣いたから私は笑った

贅沢な花火
一生忘れない

彼は今も私の友達
青春
公開:18/07/16 21:14
更新:18/08/12 11:01

みふぃお( 朝と夜、昼はやる気なし )

新緑の初夏が好き
だってフレッシュだもの
みふぃお。

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容