青い鳥の死

23
73

何処までも続く、砂また砂。
男は人語を操るツイッターという青い鳥とともに、広大なネットの砂漠をおしゃべりをしながら楽しく旅していた。

何日も何日も旅を続けるうち、男はふと青い鳥の羽の下にある年齢設定ボタンに目が留まった。
「そういえばこの鳥を購入するとき、店主に自分の年齢を打ち込むように言われたんだっけ?」
男はもともと不注意な性格の持ち主であり、あまり説明書も読まないという人間であったが、さらにこの日は酒が入っていたこともわざわいした。
鳥がなにやら騒いでいたような気もしたが──ほんの気まぐれから、生年月日の設定を生まれたての赤ん坊に変更してみた。

とその瞬間、ツイッター鳥の青色が灰色へと変わり、完全に沈黙した。
ああ、なんたること。
男がいままで築き上げてきた青い鳥との楽しい思い出が、一瞬のうちに無残にも凍結された。
この鳥は13才以下の人間の所持を固く禁じていたのであった──。
ファンタジー
公開:18/07/15 03:12
更新:18/09/17 16:34

渋谷獏( 東京にいるけっどカンサイジ〜ン♪ )

(獏・ω・) 渋谷獏(しぶたに・ばく)と申します。
土器っ土器っ〜♪ 獏ぅ獏ぅ〜♪
https://twitter.com/ShaTapirus
https://www.instagram.com/tapirus_sha/
http://tapirus-sha.com/

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容