13日の金曜日の惑星

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地球に宇宙人がやって来た。

「ほほう。ここが素晴らしい星と噂の地球、か。確かに、なかなか良さそうな星じゃないか。よし、ちょっとどんな星か見て回るとするか」

そういうわけで、宇宙人は地球をザッと一周した。
一周し終えた宇宙人の顔は青ざめていた。元々、青い顔した宇宙人ではあったが、それでも青ざめているとわかるくらいに。

「一体どうなってやがるんだ、この星は。どいつもこいつも頭がイカれてやがる。どこが素晴らしい星なんだ? あまりにも危険すぎるぞ」

そう言うと、宇宙人は地球から逃げるように去っていった。


その日、地球は13日の金曜日。
この年、地球では空前のスプラッターブームが巻き起こっていたのだ。
世界各地で人々が殺人鬼に扮し、鉈やチェーンソーなどの凶器を片手に狂喜乱舞していたのである。
それは鮮血飛び交う地獄絵図。

のちに、この宇宙人は名言を残したという。


「地球は赤かった」
SF
公開:18/07/13 23:03
13日の金曜日シリーズ②

壬生乃サル

自由きままに、気の向くままに。
サルも木から落ちる・る・る~。

壬生乃サル(MIBU NO SARU)
Twitter(@saru_of_32)

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