初めての瞬間

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それがわたしの、誰かに必要とされた初めての瞬間だった。

ぼんやりと淡い色をしていた世界はシャボン玉が弾けたように鮮明になり、紫紺の瞳が真っ直ぐとわたしを射抜く。

胸にほんのりと芽生えた気持ちを手のひらでぎゅっと握って、その人を見つめる。

嗚呼、ならばあなたがわたしを不要とするまで傍に。
ファンタジー
公開:18/07/11 09:36

きざはし

140字小説を書いています。
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