忍者ショコラ

35
113

月夜の魔首麿城。
「苺屋、お主も悪よのう」
「いえいえ、お蜜柑様こそ」
「しかし、忍者ショコラに見つかってはまずい」
「何者です?」
「最凶の忍。そんじょしょこらの忍者ではない」
「この城の警備は万全です」
『私はここにいるぞ』
忍者ショコラ、参上。
「どこにいた!」
『そんじょそこら、という言葉に隠れ身の術で隠れていたのさ』
「おのれ、チョコざいな!者共出あえ!」
ショコラは、板チョコを投げ、アポロを撒き、アルフォー刀とキットカッ刀を抜き、辺りはチョコまみれ。
残るは悪蜜柑と苺屋。
『クランチ岩落としの術!』
二人の上から巨大なクランチが落ちてきた!が、受け止められる。
「甘い!」
ショコラが印を結ぶ。
『歩・李・笛・能・流』
すると、頭上のクランチが融解し、二人をフォンデュした。
「頼む、命だけは……」
二人の命乞いにショコラは苦い顔をした。
『本命は必ず頂戴する。助ける義理などない』
その他
公開:18/07/10 11:00

そるとばたあ( 神奈川 )

★そるとばたあの400字SSは、ことば遊びと文章のリズムにこだわり、音を体感できる物語がコンセプトです!

★第19回坊っちゃん文学賞大賞『ジャイアントキリン群』

★2025年12月、2冊同時刊行の電子書籍
『3分間のまどろみ カプセルストーリー』(Gakken)に『恐竜バーガー』寄稿。

・カプセルストーリー(恐竜バーガー、『菊池

の選択』、六文字の返信ほか)
https://amzn.asia/d/8qmIuR7

・カプセルストーリー(特殊外来種ハンター、カンガルー・ノート、露の楽譜ほか) 
https://amzn.asia/d/iW14MdM

ショートショートの可能性と豊かさが詰まったアンソロジーですのでぜひ!
 

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容