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ただいまー
重たいランドセルを
玄関に放り投げ
急いで庭から熊手と
バケツを持って
友達の待つ砂浜へ向かう
誰が一番大きな貝をたくさん取れるか
みんな夢中になって
掘っている
すると親友の中島が
「すごいのを見つけちゃった」
彼が掘った穴だけでも
かれこれ1m近くあるが
どうやら貝の一部分だけである
急いで皆で掘り進めると
それは10mはあろうかと思われる
お化けハマグリであった
ハマグリが貝を開くと
ふわりと周囲が
蜃気楼に包まれた
子供達が恐るおそる
蜃気楼の先に進むと
嗚呼 良かった
僕らの通っている小学校の前だ
「あれっ 僕たち何してたんだっけ」
すると中島が
「荷物家に置いたら
いつもの海岸に集合な‼︎
誰がたくさん貝を取れるか
勝負しようぜ」
僕は重たいランドセルを
背負って急いで自宅に向かって
走り出した
重たいランドセルを
玄関に放り投げ
急いで庭から熊手と
バケツを持って
友達の待つ砂浜へ向かう
誰が一番大きな貝をたくさん取れるか
みんな夢中になって
掘っている
すると親友の中島が
「すごいのを見つけちゃった」
彼が掘った穴だけでも
かれこれ1m近くあるが
どうやら貝の一部分だけである
急いで皆で掘り進めると
それは10mはあろうかと思われる
お化けハマグリであった
ハマグリが貝を開くと
ふわりと周囲が
蜃気楼に包まれた
子供達が恐るおそる
蜃気楼の先に進むと
嗚呼 良かった
僕らの通っている小学校の前だ
「あれっ 僕たち何してたんだっけ」
すると中島が
「荷物家に置いたら
いつもの海岸に集合な‼︎
誰がたくさん貝を取れるか
勝負しようぜ」
僕は重たいランドセルを
背負って急いで自宅に向かって
走り出した
ホラー
公開:18/07/06 23:24
更新:18/11/17 00:14
更新:18/11/17 00:14
春星と申します
自宅では一児の親
職場では会社員
そして通勤電車の中では
自称ショートショート作家に
大変身‼︎
長い冬眠から目が覚め
久々に復帰しました
また皆様宜しくお願い致します!
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