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「わたしたちはけっして無ではありません。
いつまでもこの胸に」
・・・そうして私は、また人間になる前の、かたちのない状態に戻りました。
でも、私は知っています。
命は儚いものだけれど、また巡り巡って別の命に生まれ変われることができることを。
そのあいだ、命ではない何か別の物質になるのかもしれないけれど、それでも決して無にはなりません。
だから、
大人になれずに肉体が滅びてしまったとしても、
人並みの愛情を得られなかったとしても、
お母さんとおなじこの地球にいるかぎり、
もしかしたらまたおなじ人間として出会えるかもしれない。
ずっとそう信じながらわたしは待ち続けることでしょう。
ふたたびいつか、命を授かるまで。
しばらくは他のなかまたちと同じように、
静かに順番待ちの列に加わっています。
だから、
もういまは
ひとりぼっちじゃない。
いつまでもこの胸に」
・・・そうして私は、また人間になる前の、かたちのない状態に戻りました。
でも、私は知っています。
命は儚いものだけれど、また巡り巡って別の命に生まれ変われることができることを。
そのあいだ、命ではない何か別の物質になるのかもしれないけれど、それでも決して無にはなりません。
だから、
大人になれずに肉体が滅びてしまったとしても、
人並みの愛情を得られなかったとしても、
お母さんとおなじこの地球にいるかぎり、
もしかしたらまたおなじ人間として出会えるかもしれない。
ずっとそう信じながらわたしは待ち続けることでしょう。
ふたたびいつか、命を授かるまで。
しばらくは他のなかまたちと同じように、
静かに順番待ちの列に加わっています。
だから、
もういまは
ひとりぼっちじゃない。
その他
公開:18/07/08 17:14
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