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わたしは、このほとんど無にちかい、希薄な希薄な空間のなかで、奇跡的にであった微粒子がわずかな引力でくっつきあい、また別の微粒子を引き寄せあって電子をまとったり、物質として生まれ変わりながら、すこしづつ目に見えるほど大きくなっていって、長い長いとても長い年月をかけて、霊長目ヒト科ホモ・サピエンス・・・つまり、人間としてのかたちをなすことができた存在です。
どれだけの確率でこの世に生を受けたのか思いもよらないけれど、この宇宙に無数に散らばっている微粒子のなかまたちのなかで、自分がこうして想いをめぐらせたり、言葉をつむいだり、家族と思い出をつくったりしたことは、とても幸運なことだったなと、いまもそう思います。
わたしが人間の子として、
5歳まで生きたときのこと・・・
どれだけの確率でこの世に生を受けたのか思いもよらないけれど、この宇宙に無数に散らばっている微粒子のなかまたちのなかで、自分がこうして想いをめぐらせたり、言葉をつむいだり、家族と思い出をつくったりしたことは、とても幸運なことだったなと、いまもそう思います。
わたしが人間の子として、
5歳まで生きたときのこと・・・
その他
公開:18/07/05 23:49
更新:18/07/05 23:52
更新:18/07/05 23:52
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