激幸カレー
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仕事で特大の失敗をしでかし取引先に謝罪に伺った。疲れた、仕事やめようか…そんなことを思いながら帰り道に遅めの昼食をとるため偶然見かけた喫茶店にふらりと立ち寄った。
うちでのランチメニューはこれだけですよ、と愛想のない店主に言われ、そのメニューを注文する。店内は昼間だというのに少し薄暗いが、木目調のインテリアが並び珈琲の香りが心地いい。
用意されたカレーを食べて…あまりの辛さに少しむせてしまう。激辛好きを自負する自分であるが、こんな…汗が吹き出る。辛い、暑い、痛い。もはや何かつらい。つらい。辛い。
あまりの辛さに意識を失いかけて、辛い仕事のことしか考えられなかった頭にいつのまにか故郷のことがうかんでいた。
もう少しがんばってみようと思います、千円札を机に置きながら店主にそう声をかけた。
「辛」いも少しのきっかけで「幸」になるんです。「一」を足すだけですよ、愛想のない店主がボソリと言った。
うちでのランチメニューはこれだけですよ、と愛想のない店主に言われ、そのメニューを注文する。店内は昼間だというのに少し薄暗いが、木目調のインテリアが並び珈琲の香りが心地いい。
用意されたカレーを食べて…あまりの辛さに少しむせてしまう。激辛好きを自負する自分であるが、こんな…汗が吹き出る。辛い、暑い、痛い。もはや何かつらい。つらい。辛い。
あまりの辛さに意識を失いかけて、辛い仕事のことしか考えられなかった頭にいつのまにか故郷のことがうかんでいた。
もう少しがんばってみようと思います、千円札を机に置きながら店主にそう声をかけた。
「辛」いも少しのきっかけで「幸」になるんです。「一」を足すだけですよ、愛想のない店主がボソリと言った。
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公開:18/07/03 22:27
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